相場とアストロジー・ざっくりまとめ2

相場とアストロロジー

金融占星術/環境がIT化した今、発揮する古代からのツールー山中康司氏

〇相場でアストロロジーを使うのは

・金融占星術は占いではなく、超長期のデータベースに裏打ちされた連動性指標
 相場の転換”いつ”がわかる。
・統計にかなり近い、テクニカルツールの一つ。
「○月×日△時□分ss秒」まで示唆する金融占星術は、「一目均衡表」と同様に、「多くの示唆を内包」している。
・占星術は、基本的に惑星の軌道計算で成り立っている。処理能力の高いパソコンが一般化したことで、この演算作業は誰でも、簡単にこなせる様になってきた。取引環境がIT化した今だからこそ、古代からのツールがその本来の指標性を発揮する。
アラブ首長国連邦(UAE)では、ファンドマネージャーの一人が占星術の手法を使って株式取引をしている。
・(相場動向の示唆に関して)必要な部分だけ、使える部分だけを使えば良い。メインに持ってくるよりは、最後の調味料程度と考えてほしい。加味することで戦略の完成度を格段に改善することが期待できる。

〇相場のサイクル

わかりやすいものから
 農作物先物(小麦、砂糖、コーヒー等)  >
 原油、金など資源  >
 為替 難度高くなる
・水星のサイクル(約88日)
周期が速いので、使い勝手がよい。
逆行が大体年に3回あり、始まった週は相場が悪くなる。逆行→順行の時、73%円高に。
ドルだけではない、いろんなマーケットの影響もある。みんなが使う指標だからゆえ、パラメーターはずれてきた。
・月のサイクル(約28日)
速い動きで速いシグナルが出せる。
・長期のサイクル…木星(約12年)、土星(30年)
土星木星会合(約20年に1度)だとコンドラチェフに似てくる。
ファンダメンタルが重要になってくる。
長いサイクルをみると、そんな売買をする機会はない。自分が使えるサイクルを使えばよい。

〇会社の運勢をみるには

設立日(書類を提出した日)の年月日時…平日、弁護士が提出、受付の時間内に限定。不明なことが大半だが、著者経営のアスペクト社は提出に何時何分まで指定した。
株上場日…東証で時間が正確に保存
創立者、社長のバースデータも関係がある。

『マーケットの魔術師 ~日出る国の勝者たち~ Vol.16(山中康司編) 』パンローリング社 (2016年)から
*山中 康司 1959年生まれ。 大手米系銀行の為替トレーダーとして、80年代の東京市場をリード、2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役。金融占星術について占星術ソフトStargazerとタイアップ企画やFX、テクニカルについての出版も多い。

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