受験生にはキットカット、ギャンブラーにはカツ(勝つ)丼、イチローは朝カレー…。地域の競艇場の近くには賭博客が通う有名なカツ丼店があった。
1,相場師が縁起を担いで食べるフードとは
☆ウナギ...株価が「鰻登り」になるようにと願って
◎「うなぎ喜代川」鰻重(菊)3,500円
明治7年創業の日本橋、人形町にある老舗鰻屋。茅場町からも近いエリアにある江戸情緒残る築80年余の建物が特徴。
創業時から注ぎ足ししているタレと、備長炭で焼き上げた鰻がマッチ
☆天ぷら…株価が「揚(あ)げる」にあやかって
◎「てんぷら みかわ」
ランチの「天ぷら定食」1,200円
“天ぷらの神”ともいわれる初代の技を継ぐ名店。
☆焼き鳥、鳥料理...「飛ぶ鳥を落とす」にちなんで
兜町周辺には、焼き鳥など鳥料理専門店が15軒ほどひしめいているそう。
株の取り引きがデジタル化され、効率化が進んだ面もあるほか、証券会社の所在地も今は兜町だけではなく分散化して、証券マンが減り、かつて活気にあふれた食事所も往時の勢いがなくなっているとも聞くが、日本証券の勢いがなくなったという訳ではない。
2、東京証券取引所
◉東京証券取引所は兜町のシンボル。風水では、東南を表す辰巳の向きに玄関を構えるといい運気が入ってくるといわれているので、正面玄関は辰巳向き。
東京証券取引所内にある情報提供スペース-東証Arrowsは一般の人でも見学可能、しかも無料。コースは2種類で、案内付き見学は1日4回、1回の所要時間は約60分。自由見学は営業時間内ならいつ出入りしてもOK。
見どころはメディアでよく見かけるマーケット・センター。普段は実際に株の取引が行われている所を間近から見学できる。
3、相場パワースポット 日枝神社&兜神社
株価上昇を願い多くの証券マンが通う神社。
1,【日本橋 日枝神社】
空を向いて遠吠えしているような狛犬がお出迎えする日本橋の日枝神社。
ビルの谷間にひっそりと鎮座する茅場町の氏神様、上向きの珍しい狛犬は関東大震災復興と運気上昇を願い、昭和9年6月に奉献されたそう。
東京証券取引所がすぐ近くにある神社ならではのお守りとして、株価上昇とその人の株が上がるようにと、野菜のかぶを象った「カブ守り」が人気。
⬆️運気上昇祈願(要予約)
仕事運上昇・財運上昇・ご自身の株を上げたいなど、運気上昇を願う特別祈祷
(毎月1日・15日・一粒万倍日のみ)
他、イベントの時など金色のかぶ守りが出回ることも。
画像は、公式Instagramから
2、兜神社
東京証券取引所本館の北、道路を挟んで日本橋川の辺に小さな神社-これが証券界の守り神とされる兜神社。毎年4月1日に例大祭が執り行われ、この日だけ近くの神社から神主さん達が出向いてきて儀式を執り行っている。
祠の前に立つ「兜岩」には、幾つもの伝承があり、兜町の名の由来ともされている。
1.後三年の役(西暦1080年代)にて、源義家が奥州から凱旋してきたとき、東夷鎮定の祈願を兼ねて記念のため、兜を楓川の辺の土中に埋めて塚を作ったそうです。これを当時の人達は兜塚と呼んだのですが、いつしか兜岩となったとのことです。
2.前九年の役(西暦1050年代)にて、源義家が奥州征伐に向かう際、岩に兜をかけて戦勝を祈願したことから、この岩を兜岩と呼びようになったとのことです。
3.承平の乱(西暦935~940年)にて、藤原秀郷が平将門の首を打って京都へ運ぶ際、その平将門の打首に兜を沿えていたのですが、この地で罪滅ぼしにと兜だけ土中に埋め塚を作って供養したそうです。この塚を当時は兜山と呼んだそうですが、そこに兜神社が建ち、いつしか兜岩だけが残ったとのことです。
JPX日本取引所グループのページから引用
(参考文献「兜神社世話人会編『商業の神様「兜神社」の由来』」他)
一説では、日本三大怨霊のひとり、平将門ゆかりの地。畏れもありながら、御利益も大きいものとして、運気アップや勝負運を呼び込む神としても崇められている。帝都物語を思い出すような…
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