今回取り上げるのは、Twitterが初めてツイートされた2006年3月21日12:50のチャート。厳密に企業設立日ではなく、Twitter本体のバースデー。欧米でも企業の設立日の時間がわかるデータは少なく、時間が明確だとハウス構成、未来の運勢を知る進行(プログレス)の月も出せるのとイーロン・マスクつながりでの選択。
●太陽は強力なアリーズポイント
目的意識をあらわす太陽は、牡羊座0度、つまり春分の日。アリーズポイントー活動宮の0度にきた天体はとても強く出るし、とても活動的になる。とりわけ360度12星座を通過して、1年の最初の日にあたり、重要な始まりとなり、SNSの新しい歴史を記すTwitterには相応しい。しかも、遠距離通信・伝達の9室にあって、同時に天頂に一番高い位置で存在がより強められて吉兆この上ない。
ドラゴンヘッドも太陽、天頂とも合で、多くの人からの結びつきがあることを示して、社会認知も速く、愛顧も篤いことを示す。
6室仕事の部屋の冥王星とは90度で労務関係の障害を示すが、1室の本体の部屋の土星とは120度難あっても持ちこたえる力はあり。
●6室の射手座の月&冥王星
蟹座上昇点(アセンダント)の支配星は月。従業員もしくは顧客を表す月は6室仕事・雇用の部屋で月は満ちたり欠けたりするので、ここに月があると従業員が居つかないとも。隣に超絶圧力(の上司か)、滅亡・再生の冥王星もあって、社内に変化は絶えない暗示。
●1ハウスで上昇(ライジング)している土星
太陽の春分点とハウス位置で、占星術に詳しい者が日時を選んだの?と一瞬考えたが、上昇点すぐそばに重責・忍耐の土星が鎮座。お日柄を選ぶエレクショナルでは、上昇点や天頂に吉星の木星、金星が来るようにしても、その場所と1・4・7・10室には凶意を表す土星、火星は避けよ、とあるので、専門家がそこを指定する可能性は薄い。
そもそもTwitterの開発には、ニューヨーク大学のジャック・ドーシーを中心にノア・グラス、ビズ・ストーン、エヴァン・ウィリアムズが関わり、ウィリアムが途中で解雇されたり、ドーシー以外は取締役には最後まで残らず、ドーシーですら一枚岩の創業者という感ではなかった様子。2007年のイベントでは1日あたり20,000ツイートから60,000ツイートに増加するなど熱狂的に迎えられたのとは裏腹に会社内部は安泰ではなかった。
●土成分0,活動宮少
・男性7:女性3 積極的な性格。
・火4,風4,地0、水3 地の要素0で、経済的な基盤、着実性が極端に弱い。
・活動宮1:不動宮4:柔軟宮5 保守性と変化への対応力はあるが、自分からの働きかけに弱い。
目的意識の太陽こそ押し出す力の活動宮だが一つのみ、男性度は一見高いが、広告収入に頼る経済基盤が弱く、状況に押されるまま流されてゆく感。
●月/水星/火星の矛盾
月/射手座6室-水星/魚座9室-火星/双子座11室はTスクエア。9室情報の部屋で知性の水星、技術の天王星は高いものがあるが、11室希望や理想において争いの火星が邪魔をし、6室の月と冥王星の労務コンビが足を引っ張る。Twitterが普及し始めてから、情報の漏洩、なりすまし、犯罪への利用、デマの拡散などトラブルも拡散して、技術も追いつかず、社内の対処では止められない事態も往々にして起こった。
8室他者からの収入源として広告収入ー魅惑の金星、ビジョンの海王星の合がよい具合に調停しているが、5室想像娯楽の部屋の木星とスクエアの関係で赤字状態もあり不安定さを示す。木星は、同時に火星に150度となり、上記のトラブルを膨張させている。
*Twitterが成功し、マスクに買収されて終わりを告げるまでを、次はプログレス編で解説。
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