歳時記アノマリー:日本

日本季節行事
あのまにゃん
あのまにゃん

★相場においてアノマリー(anomaly)とは、理論的根拠があるわけではないが、よく当たる経験則のこと。

1.1月効果

12月末から1月の中旬にかけて株価が上がりやすいというアノマリー。
海外投資家(主に米国)が新年に向けてポートフォリオを入れ替える時に起こるといわれています。
「1月はその年のバロメーターになる」
1月の相場が強いと、その年は株価は上昇しやすく
1月の相場が弱いと、その年は株価が下落しやすい
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2.天神天井↗ 彼岸底↘

彼岸底年明けから上昇してきた相場が2月初旬に天井となり、それ以降3月の決算に向けて調整をして3下げやすいことを現したアノマリー。
江戸時代から言われていますが、現在では海外の外部要因が影響されやすくなったため、このアノマリーどおりの動きをすることは珍しくなり、逆の「節分底、彼岸天井」になる年もあるとか。

3.4月効果↗

4月の新年度に上昇し、鯉のぼりの季節が過ぎたら下降していくという株価アノマリー。
4月の新年度は日本ならでは、「節分天井、彼岸底」で整理した資金が再度市場に流入し上昇していき、5月初旬には利益を確定しゴールデンウィークを前後に徐々に調整にむかいます。

4.GWの値動き↗↘

ゴールデンウィークは4月末の決算発表に加えて、5月の連休で株価の方向性が変わりやすくなり、非常に激しい値動きとなることが多いとされる株価アノマリー。
出来高減少に引きずられる形で市場は冷めていき、材料の乏しさからGWが天井になりやすいとされています。また、外国勢が先物で揺さぶりをかけるためとも言われます。株価の方向は、多くの場合下落が予想されます。
「彼岸底、鯉のぼり天井」とも。(相場アノマリー:USA”SELL IN May”参照)

5.夏枯れ相場↘

日本ではお盆休みなどの休暇の為、市場に参加する投資家が激減し、株価の動きが鈍くなり閑散相場となりやすくなる為、そう呼ばれている株価アノマリー。
日本の相場を売り買いしているのは、実際外国人なので、外国のホリディを考えると実際は7月から9月までの観。市場がバテてしまい、この時期には出来高が減少、ちょっとした材料で上げ下げが激しくなりやすく、全般に下げ基調に。ここで秋分の日3日前後に2彼岸底が再び来て、ちょうど9月の権利日過ぎて株価が下がる現象も含まれます。

6.12月の節税相場↘「掉尾(とうび)の一振」↗

12月は節税売りの傾向があり、含み損の株式を売却することが多く、株価が下がりやすくなるという株価アノマリー。
「掉尾(とうび)の一振」は、「物事の最後に勢いが盛んになること」を指し、年末に相場が上昇しやすいと言い方もされています。こうして年末から1月まで買われ、1月効果としてまた新しい年のスパンが始まります。

茶々
茶々

アノマリーを基に、おおよその年間スケジュールを知ったうえで、個々のチャートを見て買うタイミング、売るタイミングを計れば、成績も上がるなんだけど、絶対ではない。


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