RIZAPグループ-chocoZAPは株価の救世主になる？

RIZAPグループ株式会社	札幌アンビシャス市場【2928】
設立	2003年4月10日（旧名：健康コーポレーション株式会社)
社名	2016年7月1日より商号変更「RISE」と「UP」を組み合わせた造語で、“どん底の状態からでも、その人が望む限り、必ず高く飛躍できる”という意味が込められている
事　　業	ヘルスケア・美容事業とライフスタイル事業が2大事業セグメント
取扱証券会社	マネックス証券、松井証券、カブドットコム証券、SBI証券

※クリック証券や楽天証券、ライブスター証券は札幌アンビシャス市場は扱っていないので対象外

★RIZAPブームと合併・買収急増、20０8年隆盛期まで
出発点はダイエットおからクッキーなど健康食品等の通信販売を手がける「健康コーポレーション」、健康食品やダイエット食品の製造・販売、スポーツクラブ経営などを行っている子会社を総括する。
創業者の一族で6割以上の株式を所有、実質的に同族経営。
2014年トレーニングジム「RIZAP」が爆発的な人気を呼び、日本のフイットネスブーㇺをけん引する。糖質ダイエットを始めパーソナルトレーニングを行い、有名人を起用したビフォーアフターのCMなど展開した。2016年7月1日より会社名も「RIZAPグループ」に変更される。
2017年3月の時点で51社の一大グループ企業に、続く１２月まで７つの会社を買収子会社化、５月から株価がぐんぐんうなぎ登りになる。8月9日には、2018年度第1四半期決算でグループ全体で過去最高の売上を記録したと発表。

★株価とRIZAPブームの陰り
急激な合併買収の継続は、綻びを見せ始める。2018年11月14日に、業績予想が赤字に転落する見込みとの状況を受け、当面は新規のM&Aを原則凍結する、不採算事業からの撤退・売却を行う、成長事業への経営資源集中などを柱とした構造改革を実施することを明らかにした。
RIZAPについては、プロアスリートに行うような過激な糖質制限指導は当初から厳しいとの定評があった。短期間で見違えるような筋肉マッチョ、モデル体型に変身した後の有名人も体型持続が難しいのでCMも陰りを見せる。３０日後効果なしだと全額返金のルールも揉める原因にもなった。
更に2020年コロナ感染症でスポーツジム業界は冬の時代に突入した。
★コンビニジムchocoZAP、1日5分で健康になれる!？
2022年７月にブランド展開を開始してから、2023年8月chocoZAP会員数日本一達成に。
24時間営業、セルフエステやセルフ脱毛のマシンを設置のサービスでで幅広い年代が利用、うち半数以上が女性、最大の目的は「美容」と「体力づくり」でRIZAPとは対照的な戦略。
10月3日には株主優待を150点に拡充、100株から創業20周年記念でchocoZAP3ヶ月無料券贈呈を発表して株価は高騰した。先行投資がかさみ、足もと依然赤字が続いているものの、チョコザップ事業の成長期待の高まりを背景に買いと売りが交錯した相場となっている。

RIZAPグループ株式会社の全盛期2017年1月（⇦）とchocoZAP発表2023年10月決算後のホロスコープ（⇨）

●RIZAPグループ創立ホロスコープは活動・不動・柔軟のＴスクエアの三つ巴バトル
2003年4月10日創立。時間不明でASC（上昇点）、MC（天頂）、ハウスは考慮しない。

・元素は、火3：風2：土2：水：3、活動3：不動3：柔軟4で特に偏りはない。

・①月/蟹 90度太陽/牡羊 90度火星/山羊　活動宮のTスクエア　金星/魚が月と火星の調停役
　②木星/獅子 90度水星/牡牛 90度海王星/水瓶　不動宮のTスクエア
　③土星/双子 90度金星/魚 90度冥王星/射手　柔軟宮のTスクエア
あちらを立てればこちらが反発し、常にぐるぐる太陽（会社理念）、月（顧客の意も）、火星（従業員）が休みなく動き回っている①、木星（財政）が海王星と水星のイメージ戦略でとめどなく買収・合併を繰り返し、拡大するばかりの放漫（豊満？）経営の②、金星/魚の美容・イメージに向けて土星/双子の言葉で、冥王星/射手が理論のトレーニングやダイエットで締め上げてゆく③と、会社の姿に重なる。
ここで助け舟となるのは、金星＝女性の顧客に焦点を絞ることのように見える。
●↑左　2017年１月のホロスコープ
天王星が太陽/牡羊座の上に重なる寸前。天王星が一つの星座に在中するのは約7年、太陽が合になるのは生涯に１度の機会となり、RIZAPグループが合併・買収で巨大組織に変貌を遂げる。また木星が180度向かいの天秤座でこれも成長の機会を提供、土星/射手も冥王星0度でプレッシャーありながらも太陽と調和的な位置にあり、会社最盛期を迎えた。
ただし天王星木星がソフトな位置から外れると、2018年11月には業績が赤字転落、資金難となり、
株価の高騰も２年で山を下る。　以降冥王星が山羊座下旬で月・太陽・火星にハードな位置となり、コロナショックもあいまってトレーニングジムも冬の時代に突入する。
・2023年１0月のホロスコープ　↑右
牡牛座で天王星がRIZAPの水星と0度になり、CHOCOZAPの戦略方針が決定、月/蟹、金星/魚と60度の調和的な位置に来た。100株で2か月無料優待進呈や次々にセルフエステ等の機器を導入したのは、月・金星の若い女性達をターゲットでヒットとなり正解だった。遅れて木星も同じ位置に来て、来年3月の権利取りあたりまでは株価への恩恵が続くと思われるが、東証プライム等ではなく、低価格の株価になっているため、どうしても売られやすくなっているのは否めない。
もう2007-8年の今の４倍ぐらいまで到達した高値には戻れないのか。

●単体としてRIZAP株式会社のホロスコープ（設立2003年5月７日と2023年10月）

RIZAPグループは知名度が高くなったRIZAPを会社の表看板にしているが、実態は買収・合併で巨大組織である。株価の変遷を見ると、RIZAPがトレンディになった2014年も、会社名をRIZAPグループに変更した際も、株価への影響は買収・合併時と比較すると問題にならないくらい小さい。

RIZAPグループと同年の2003年5月7日に設立したRIZAP株式会社（上場なし）のホロスコープを見ると、構造がすっきりする。
３種類あったTスクエアは、木星/獅子９０度太陽・水星/牡牛９０度火星・海王星/水瓶座の不動宮Tスクエア１種類のみに。一度方針を決めたら困難に動じず持続していけるタイプ。
太陽・水星/牡牛座１６度の上にちょうど木星、やや進んで天王星が来ている。会社の理念、経営スタイルとも同時に当たって会員数も伸びた。あと１，２年後も土星が魚座の中旬に来て、月/蟹、太陽・水星/牡牛ともども調和的な位置に来て安定させてくれる。
ただし冥王星が本格的に水瓶座中旬まで進んだ5,6年後からしばらくは苦しい時期も来るかもしれないが。
資本金：RIZAPグループ44億円、RIZAP１千万円（時価総額は不明）で、それに比例して、chocoZAPの事業がRIZAPグループの株価に与える影響もそれなりで、過去の高値までの到達は難しいのかもしれない。。