カレンダー・曜日アノマリー:日本

1.月末ドレッシング買い(日米株共通)

機関投資家などが、保有資産の評価を上げる目的で買い注文を入れることで、語源としてドレス(着飾る)⇒=印象をよくするためドレッシング=ドレス(着飾る)する
投資家がドレッシング買いをすればするほど、株価は上がりやすくなるので、月末は全体的に株価が上がりやすいと言われています。

2.二日新甫(しんぽ)

新甫とは、商品相場で、月が変わって新しく上場される作物のこと。これが転じて、各月の一番最初の立会日が、日曜・祝日の関係で2日から始まる場合、かなり荒れるというアノマリー。
今年2023年は10/2が該当し、2022年は5/2GWの真ん中のみ該当で、立証の機会は多くありません。特に連休中は売りの方々は手仕舞いしがちなので、昨年の株の掲示板でも寡聞だったという印象。

3.曜日効果 (諸説あり)

月・金曜下落、火・水・木上昇傾向
日経225の週休二日制になった1989年2月から2018年までの29年間のザラ場の騰落率を調べるとそのような結果だとか。
月曜日は、金曜の引けから土日の間に、業績予想の下方修正や不祥事などの悪材料となるニュースが発表されやすいことや、ブルーマンデー的な影響でリターンが低くなりやすい傾向です。金曜日は、週明けまでポジションを持ち越す避けた投資家が、手仕舞い売りで下落傾向になりがちとか。

茶々
茶々

…ポピュラーな心理学では火曜が1番調子よく、金曜は週末効果で上向きとか言われてるね。

データによっては、火曜日は上昇率・ボラティリティともに最も低いとも

SOYBOY
SOYBOY

個人的には、水曜も午後になると途端に相場も調子が下向く感でお手上げ、「休むも相場」タイムに。それは『魔の水曜日』を知らなかっただけかも。

あのまにゃん
あのまにゃん

銘柄によっても、上昇下落する曜日の特性は異なっていたり、毎回朝一高値とか、後場になって急騰、上昇もありとか、個別株ごとに癖はあるので、そこは経験で。

4.魔の水曜日

SQ(Special Quotationの略)「特別清算指数」、日経225先物取引やオプション取引などで最終的な決済期日で決済するための特別な価格のこと。毎月第2金曜日に日経225採用銘柄の全ての始値を用いて決定され、株式投資の一種のイベントになっています。SQ値の算出がある週の、特に水曜日(それも3.6.9.12月のメジャーSQだと影響大)は、市場では取引量が増えやすくなり、ボラティリティが高まりやすく、軟調になりやすい、と言うアノマリー。
ユニクロを展開しているファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、ファナックの3銘柄はみなし株価が高く、日経平均株価に与える影響が大きいことで有名で、これら値がさ株を注目するとよいという見方もあるようです。
※ちなみにSQの相場が始まる直前は、特定の銘柄で(通信株や医薬品、オリンパスなど)、ストップ安に近づまで下落とか、高天井値叩き出すとか目を剥くような値動きを見せて翻弄されたことも往々。今ではストップ安だったらお買い得、と指値する余裕も出てきましたが、寄りになるとスッと平常の値に戻り、なんとも魔の日。

BigBoss
BigBoss

MSQとか、アノマリーというより、もはやイベントだね

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